WordPress(ワードプレス)で会社ホームページを制作する方法
公開日: 2024.10.04
会社のホームページを新しく作るときや、リニューアルを行う際、CMS(コンテンツ管理システム)の導入を検討されるかと思います。CMSの中でもWordPress(ワードプレス)は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。この記事では、WordPressの概要から、メリットやできること、導入のステップまでご紹介いたします!是非ご覧ください。
目次
1.WordPress(ワードプレス)とは?
WordPressとはCMS(コンテンツ管理システム)の1種であり、世界で最も人気のあるといっても過言ではないくらい人気のCMSです。
そもそもCMSってなんやねん!という方もいらっしゃると思います。CMSとは超簡単に説明すると、「専門的な知識がなくても、Webサイトを更新できるシステム」になります。CMSをWebサイトに導入することで、専門知識がない方でもテキストをベタ打ちするだけで簡単にWebサイトを更新できます。
よく使われる例として、ブログ記事やお知らせといった更新頻度が高い箇所が該当します。中でもWordPressは、2003年にリリースされて以来、ブログやウェブサイトの作成が簡単にできるツールとして広く利用されています。現在では、インターネット上の全Webサイトの約40%がWordPressで構築されているといわれています。
2.WordPress(ワードプレス)の魅力とメリット
では、なぜWordPressは世界的に人気があり、コーポレートサイトでよく使用されるのでしょうか。ここではWordPressの特徴をご紹介します。
多彩なプラグインで機能を拡張できる
WordPressは多彩なプラグインを提供しています。プラグインとは、サイトに使いたい機能を手軽に追加できるもので、スマホで言うところのアプリをイメージしてもらえればわかりやすいと思います。
WordPressは世界的にシェアが高いため、様々な会社からプラグインが提供されており、それを使用することでサイトの機能を大幅に拡張することができます。
例えば、SEO対策プラグイン、セキュリティプラグイン、キャッシュプラグイン、フォーム作成プラグインなど、多種多様なプラグインが揃っています。これらを活用することで、費用を抑えつつ必要な機能を拡充できるわけです。
構築費用を抑えられる
WordPressの最大のメリットは、比較的安価に制作ができる点です。WordPressはオープンソース(コードが公開されている)のCMSであり、無料で利用することができます。
CMSによっては月額や年額の利用料金がかかるものもありますが、WordPressは無料です。(大事なことなので2回いいました。)
そのため、比較的安いランニングコストで運用が可能です。
構築費用に関しても、制作会社に依頼をする場合は、初期設定や構築費用などがかかってくるのですが、WordPressならば他CMSを使用するよりは断然コストを抑えられます。そのため、弊社でもWordPressを用いたサイトを数多く制作しています。クライアントからも「費用対効果が高い」と喜ばれています。
オープンソースだから自由度が高い
WordPressはソースコードが公開されているオープンソース型のため、自由にカスタマイズすることができます。そのため、お客様のご希望に合うサイト構築が可能です。
例えば、コードを編集することでサイトの見た目を変更できますし、裏側のシステムもある程度いじれます。PHPやJavascriptなどのプログラミング言語を使用して、機能を追加することもできます。
ただ、メリットばかりではなく、WordPressは世界的にシェアが高く、公開されているコードを使用するため、外部からの攻撃の標的になりやすいというデメリットもあります。そのため、システム保守やセキュリティ対策が必須になります。セキュリティに不安がある場合は、制作会社に対応を依頼しておくのもよいでしょう。
3.WordPress(ワードプレス)でできること
ブログの作成
WordPressはもともとブログプラットフォームとしてスタートしました。
コーポレートサイトには、企業の最新情報、コラム記事、製品の情報など、なるべく早く、高頻度で発信していきたいコンテンツがあるかと思います。そういった重要なコンテンツの作成、編集、公開が誰でも常に簡単にできます。
言ってしまえばwordのように文字を打つだけです。また、記事にカテゴリーやタグといった機能を付け、分類しやすくすることも可能です。
デザインのカスタマイズ
WordPressでは多数のテーマが提供されています。テーマとは、サイトのデザインやレイアウト、機能を一括して管理するテンプレートのことです。これを使用することでサイトのデザインを簡単にカスタマイズすることができます。無料テーマから有料テーマまで幅広く揃っており、企業のブランドイメージに合ったデザインを選ぶことができます。
また、テーマを使用せずに、0からデザインを作成することも可能になります。デザインで企業の強みを訴求したり、明確なメッセージを伝える際には、オリジナルデザインの方が適しているでしょう。
編集権限の設定
WordPressは複数のユーザーでサイトを管理することができるので、Web担当者だけでなく、営業担当、採用担当、IR担当など、各部門から情報更新が必要な場合でも、権限を設定して簡単に管理できます。
4.WordPress(ワードプレス)の導入のステップ
制作会社に依頼することが多いと思いますが、もし自社内で制作する必要がある場合は、以下を参考にしてください。
1. ドメインとホスティングの準備
まず、Webサイトの住所となるドメイン名を取得しましょう。既存で使用しているドメインをそのまま使用する場合は、この作業は不要です。
また、サイトをインターネット上に公開するためのサーバーも選定しましょう。
2. WordPressのインストール
多くのホスティングサービスでは、WordPressの自動インストール機能が提供されています。これを活用すれば、簡単にインストールできます。手動でインストールすることもできますが、専門的な知識がない方が行う場合は正直おすすめできません。弊社のような制作会社に依頼することをお勧めします。
3. 初期設定
インストールが完了したら、サイトの基本設定を行います。サイトタイトルやキャッチフレーズ、タイムゾーンなどを設定し、プライバシー設定やパーマリンクの設定も行います。
4. テーマとプラグインの選択
先述した通り、WordPressには多くの無料テーマと有料テーマが用意されています。自分のサイトに合ったテーマを選び、カスタマイズします。また、セキュリティやSEO、バックアップなどのために必要なプラグインもインストールして設定しましょう。
5. コンテンツの作成と公開
最後に、サイトのコンテンツを作成します。投稿や固定ページを作成し、画像や動画を挿入して魅力的なコンテンツを提供します。すべての準備が整ったら、サイトを公開して運用を開始します。
ここまで、一般的なWordPress導入のステップを記載しましたが、正直専門的な知識がないと制作することは難しいと思います。
サーバー会社や、Web制作会社に依頼することが確実ではありますが、自分で対応されたい方は以上を参考にしてみてください。
5.まとめ
この記事では、会社のホームページでよく用いられるWordPress(ワードプレス)の概要から、その魅力やメリット、導入のステップについてご紹介しました。WordPressは、専門的な知識がなくても簡単にウェブサイトを構築・管理できるCMSであり、多彩なプラグインやテーマを活用することで、機能やデザインを自由にカスタマイズできます。
そのため、比較的コストを抑えてコーポレートサイトを構築したい、コーポレートサイトで新着情報やコラム記事を自分たちで更新していきたいという方にはピッタリのCMSだと思います。