Googleサーチコンソールとは?GAとの違いやよくあるエラーの原因と改善点についてもご紹介!
公開日: 2024.06.20
最終更新日: 2024.07.01
Webサイトを運用していく中で、Googleサーチコンソールを導入している方も多いと思いますが、「どうやって活用すればいいかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
Googleサーチコンソールは、簡単に言ってしまえば、Webサイトの検索パフォーマンスを分析できるツールです。
Webサイト運用において、Googleアナリティクス(GA)と並んで必須のツールと言えます。
この記事では、Googleサーチコンソールの基本的な概要から、Googleアナリティクスとの違い、そしてよく遭遇するエラーの種類とその解決策まで詳しく解説します。ぜひ一度ご覧ください!
目次
Googleサーチコンソールとは?
Googleサーチコンソール(Google Search Console)とは、Google 検索した際のWebサイトの掲載順位や検索されているキーワード、インデックス状況・リンク状況などの情報を得られるツールです。
無料で提供されていますので、サイト改善のためには必ず導入しましょう!
ちなみに、余談ですがGoogleサーチコンソールは略して「サチコ」と呼ばれることが多いです!
Googleサーチコンソールでできること
Googleサーチコンソールを使ってできることには、主に以下ようなものがあります。
・検索パフォーマンスの確認
平均検索順位、表示回数、クリック数、クリック率、検索クエリ(語句)などの確認ができます。SEO対策のためには必ず必要なデータといえるでしょう。
・インデックス状況の確認
インデックスを登録し、正しくインデックスされているかの確認ができます。。エラー表示がある場合は、必要に応じて対応が必要になりまます。
・リンク状況の確認
外部サイトおよび内部サイトからの被リンク状況を確認できます。
・ペナルティの確認
「セキュリティと手動による対策」という項目をチェックし、ペナルティが課されていないか確認することができます。
・サイトマップの送信
Googleにページを認識させるために、ファイルを設置することができます。
Googleアナリティクスとの違い
Googleサーチコンソールと混同されがちなツールに、Google アナリティクスがあります。
両者を使い分けるコツは、サイト訪問の前後どちらのデータを知りたいか、という点です。
Googleサーチコンソールは、Google検索ににおける検索状況を確認するのに有効で、「サイトに訪れる前の問題」を把握するのに役立ちます。
他方、Googleアナリティクスは、「サイトに訪問した後のユーザーの動き」を知ることに適しています。また、Google検索だけでなく、他の検索エンジンや検索以外の流入も確認できます。
Googleアナリティクスについての記事も掲載しておりますので、併せてこちらからご覧ください!
ページ内エラーの改善方法
サイト運用のためにGoogleサーチコンソールが欠かせないと言われる理由の一つには、「サイトのエラー状況を確認できる」という機能があるからです!Googleサーチコンソールでは、ページがインデックスされているかを確認でき、インデックスされない場合はエラーが出ます。
インデックスとは、Googleや他の検索エンジンがウェブページを自分たちのデータベースに登録することを指します。このインデックスに登録されたページは、検索結果に表示されます。
以下に、弊社や弊社のお客様がよく遭遇するサーチコンソールのエラーについていくつかピックアップしてご紹介いたします。なぜそのエラーが出てしまっているのか、どうしたら改善するのかを説明していきますので、該当するエラーが表示されている方はぜひ参考にしてみてください!
重複しています。~
- 原因:サイトに重複したページがあり、別ページが正規としてインデックスされた。
- 対策:インデックスしたいページに対してこのエラーが出ている場合には、正規化の設定を行いましょう。正規化の設定方法としては、canonicalタグの設置や301リダイレクトの設定などが挙げられます。
ページにリダイレクトがあります
- 原因:301または302のリダイレクト設定がされている。
- 対策:意図的なリダイレクトなら問題ありませんが、意図せずリダイレクトがかかっている場合は設定を外しましょう。
リダイレクトエラー
- 原因:リダイレクトチェーンが長すぎる、リダイレクトループが発生している、リダイレクトURLが最大長を超えた、不正または空のURLがある。
- 対策:原因を特定して解消するためにWebデバッグツールを利用しましょう。
検出 – インデックス未登録
- 原因:サイトの過負荷が予想され、クロールが先送りになっている。
- 対策:Googleのクローラーは、サイトのサーバーの負荷を考えながらクロール量を調整しています。そのまま放置してもそのうちクロールされますが、急ぎの場合にはURLの再クロールの依頼をGoogleに行いましょう。
クロール済み – インデックス未登録
- 原因:インデックスに登録する必要がないとGoogleが判断したページ。
- 対策:インデックス登録が必要な場合はコンテンツを充実させましょう。不要な場合は放置で問題ありません。
サーバーエラー5xx
- 原因:500番台のサーバーエラーによってクローラーが該当URLへアクセスできない。
- 対策:エラー番号を調べ、エラーの原因を特定し修正しましょう。
noindexタグによって除外されました
- 原因:noindexタグが設置されている。
- 対策:まずは該当URLが意図的にnoindexタグの設定をしたか確認しましょう。インデックスさせたいURLなのに、エラーが出ている場合はnoindexタグを外しましょう。
送信されたURLがrobots.txtによってブロックされました
- 原因:robots.txtでクローラーのアクセスを禁止している。
- 対策:noindexタグと同様、意図的に設定しているかを確認しましょう。意図しない場合は、robots.txtをクローラーのアクセスを許可する設定に変更しましょう。
見つかりませんでした(404)
- 原因:URLが存在しない。
- 対策:こちらも意図して削除したURLな場合はそのままで問題ありませんが、誤って削除した場合はページを復元しましょう。また、ページを移動した場合は、301リダイレクトの設定を行い自動転送するようにしましょう。
まとめ
この記事では、Google サーチコンソールの基本的な概要から、混同されがちなGoogleアナリティクスとの違い、さらに、サーチコンソールで確認できるエラーの種類や解決策までを詳しく解説しました。
Webサイトを運用していく中で、サーチコンソールとアナリティクスは必須のツールだと言い切れるほど重要ですので、是非活用していきましょう!
サーチコンソールで確認したときに、よく見かけるエラーについても紹介しましたので、エラーが発生した場合にはこの記事で紹介した解決策を試してみてください。
弊社カンナートではWebサイトの製作から、運用、サイト分析まで幅広くご対応しておりますので、何かお困りの際はご気軽にご相談ください!