とあるInstagram運用を施策結果を見ながら振り返ってみた
公開日: 2022.07.19
最終更新日: 2023.06.23
こんにちは!カンナートのAinaです。
本日はInstagram運用を経験して得た気づきをご共有します😊
今回、クライアント様のInstagramアカウント運用に携わらせていただき、企業様とコミュニケーションをとりながら様々な施策を実行しました。
アカウント運用時に行った施策結果のデータを見ながらいくつか振り返っていきたいと思います。
アカウント設計で大切なこと
ざっくりとしたInstagramアカウント概要は以下です。
・くらし全般(料理、育児、季節ごとの記事など)をテーマとしたオウンドメディアを運営しており、その内容をInstagramで紹介していく
・投稿ペースは週4日
・投稿ジャンルはオウンドメディアに沿っているが、レシピ、育児、一人暮らし向け暮らしのヒント、商品紹介系(ECもやっている)
・複数枚投稿で5枚~10枚の読み物のような画像を作成
運用当初はオウンドメディアと連携して「くらしにまつわるお役立ち情報」を発信するアカウントを運用していました。
同時に広告を配信していたこともあり、フォロワー数は増加したのですが、広告をやめるとフォロワー数が伸び悩んでしまいました…
これまでを振り返って、以下の点を見直すことにしました。
・アカウントのジャンルが広すぎるので、ジャンルを絞る
→比較的投稿への反応がよかった「レシピ」投稿に振り切る
・ターゲットがバラバラなので統一する
→20代~30代ファミリー層にターゲットを絞る
・投稿のビジュアルを変更する
→画像を大きく使用し、シンプルですっきりとした見た目に
・レシピ投稿のアカウントは多いので、差別化をする
→「栄養士が教える」という栄養の観点からのレシピの提供
(レシピの考案は管理栄養士が行っていたため)
上記の見直しを行い、数値を比較しました。
変更後の方はすべての数値が高い結果となりました。
変更前はテーマやターゲットがバラバラだったのでいいねや保存に繋がらなかったのではないかと考えます。
変更後は変更前の運用時に効果の高かったジャンルに絞ったということも数値の向上に影響していると思いますが、エンゲージメント率、保存率いずれも改善しました。
レシピ投稿についてはユーザーニーズの高いジャンルでもあるので、ユーザーニーズの高いジャンルに絞るということも大事だと思います。
投稿画像って何枚がいいの?
次に、投稿画像枚数について検証を行いました。
投稿画像枚数が保存数やエンゲージメントに影響するのでしょうか…?
検証は以下のように行いました。
投稿ジャンルとビジュアル変更後(前章で「変更後」と表した全33枚)、画像枚数を10枚から3枚に変更して投稿。
画像10枚(前半18枚)・・・表紙、画像8枚使用してレシピの作り方を説明、最後の1枚は保存ボタンクリックを促す画像。キャプションはレシピの栄養素等を説明。
画像3枚(後半15枚)・・・表紙、作り方を1枚にまとめ(4つの作り方の写真を1つにまとめる形)、保存ボタンクリック促す画像の3枚構成。キャプションに作り方を記載。
結果は以下となりました。
画像10枚も3枚も各数値に大きな差は見られませんでしたが、画像10枚の方が保存率が高い傾向にありました。
Instagramのアルゴリズムでもあるように、保存率が重要な指標であり、リーチ拡大に影響していることがわかります。この検証でも保存率の高い画像10枚の方でリーチが伸びています。
Instagramのアルゴリズムについては、以下をご確認下さい。
まとめ
Instagram運用において、
・アカウント設計はジャンルやターゲットを絞る。
ジャンルが定まらない場合はまずは見極めとして広いジャンルで投稿してみて効果のいいジャンルに絞るのもアリ!
また、ユーザーニーズが高いかどうかも考慮しましょう。
・投稿枚数は多い方がよさそう。ビジュアルで情報を伝える方が🙆♀️
伝えたい情報が多い場合は、キャプションに加えるより、画像に入れたほうが保存率が高い傾向にありました!
保存率が高いことはInstagramのアルゴリズム的にも効果的なので、画像で魅せる方がいいと思われます。
今回はInstagram運用の施策の一部を振りかえってみました。
Instagramのアルゴリズムで言われていることが改めて理解できる結果となったと思います。
アカウントの目標を立て、Instagramのアルゴリズムに則ってアカウントを育てていきましょう🌱
Instagram運用をされている方やこれから始めたいと思っている方へ何かヒントになれば嬉しいです✨