商品コードの付け方に気をつけよう!
公開日: 2022.02.22
最終更新日: 2022.06.10
本日は2月22日。にゃんにゃんにゃんの日です。
しかも2022年2月22日なので猫ちゃんが大量発生してそうな日ですね。
さて、さっそく本題に。
本日のお話のテーマは「商品コード」です。
商品コードの付け方に気をつけよう!
ECサイトに商品を登録する上で商品に管理番号をつけて、個々の商品を識別する必要があります。
この固有の番号があることで、CSVで一元管理ができるようになったり、在庫管理ができるようにため、ECサイトを運営するには意識しておきたいところです。
ECサイトがかなり普及してきたとはいえ、これまで実店舗のみで商売をされてきたお店さんだと、こういった商品コードがないなんてことが実はよくあるんです。(特にインテリア業界は多いようです)
また、商品数が少ない時にECをはじめて、商品コードを適当につけてしまい、商品数が増えてから混乱してしまうということも…
そんな、意外と大事な商品コード。
付けるときのおすすめルールや注意点をご紹介します。
①SKU単位で設定する
商品コードは必ずSKU単位で設定しましょう。
②商品が想像しやすいルール決めをする
商品コードは任意で付けられるため、端から001、002、003…とつけていってもECサイトのシステムは問題なく読み取ってくれます。
ですが!
管理する人間側が混乱してしまうので、必ず商品コードは見ただけである程度商品の種類が分かるようなルールを決めましょう!
以下はおすすめのルールです。
・商品カテゴリ
商品のカテゴリごとにルール決めをしてみましょう。
例)100番台=スカート、200番台=ズボン
・バリエーション
商品のバリエーションが想像しやすいものを末尾につけましょう。
例)BR=ブラウン、BK=ブラック
・取引先
卸先がある場合は、多数の取引先があると思います。どこから仕入れた商品かが社内で管理できるように、取引先名を略したものを商品コードの先頭につけてみましょう。
例)カンナート仕入れ商品=Knt
・製造日
自社商品で、商品を製造した日を社内で管理する必要がある場合は、製造日を商品コードにいれこむのも良いですね。
例)2022年2月22日製造→20220222
などなど…
③「0」を先頭に置かない
「0」から始まるコードにしてしまうと、Excelに入力した時に、自動で0を削除されてしまいます。
「同じ商品なのに別の商品コードで登録されてしまった!」なんていう事にならないように、「0」から始まる商品コードはやめておきましょう。
②日本語や記号を使用しない
これはなんとなく直感で分かりますが、やはり使用はNGです。
楽天やAmazonなどほとんどのモールやカートシステムでは、半角英数字以外は対応していません。
使用しているシステムがたまたま日本語や記号に対応していても、将来楽天やAmazonに出品したり、サイトを別のカートへ移行させる可能性もあるため、半角英数字以外は使わない方が良いでしょう。
③大文字が小文字かどちらかで統一する
というように、大文字商品コードと同名の小文字商品コードを別商品として管理するのもNGです。
システム上で同じ商品として判別されてしまう可能性が高いので、商品コードが大文字で統一してしまうか、小文字で統一してしまうかのどちらかにしましょう。
④桁数は13桁まで
JANコードが13桁までなので、ほとんどのシステムは13桁までしか対応していません。
長くても13桁に収まるように設定しましょう。
番外:JANコードって?
JANコードとは、世界共通の商品識別用のコードで、13桁の数字の標準タイプと8桁の数字の短縮タイプの2種類があります。
世界共通とはいっても、「JANコード」という名称を使っているのは日本だけで(Japanの「J」ですね)、ヨーロッパではEANコードと呼ばれているみたいです。
JANコードを縦線で示したものが、あのめちゃくちゃ有名な「バーコード」!
JANコード≒バーコードということが分かれば、JANコードがなぜ必要なのかイメージがつきやすいかと思います。
バーコードってレジでピッと読み込みますよね。
あの動作で、金額などの商品情報を正確に読み取り、どの商品がいつどこでどの程度売れたかを管理する事ができるんです。
ちなみに、JANコードはGS1Japan(一般財団法人流通システム開発センター)に申請が必要で、申請に費用がかかることは頭の片隅に入れておきましょう。
商品コードを有効活用しよう!
適当に商品コードをつけてしまうと、発送作業や棚卸の作業効率を悪化させてしまうことも…
自社で必要な情報を整理して、管理しやすい商品コードをつけましょう!
それではまた次回お会いしましょう~!