【簡単まとめ】Shopifyで越境ECをはじめよう
公開日: 2022.02.16
最終更新日: 2022.06.10
こんにちは、FLIXです。
生まれも育ちも日本ですがFLIXと名乗っています。
本当は今月配信のNetflixを語りたいのですが、今回はShopifyでの越境EC構築について簡単にお話ししていこうと思います。
越境ECとは、e-コマース(電子商取引)を介して、日本国内から海外の消費者へ向けて商品やサービスを販売することを指しています。
日本国内のみで販売することに比べて販路が非常に大きく広がるため、現在急成長している市場であると言えます。
また、現在も猛威を奮っているパンデミックの長期化の影響により、さらなるオンラインショッピングへの需要と個人・企業の新規ECサイト参入がは増えていくことでしょう。
興味や関心はあるけれど、越境ECを始めるにあたり
・そもそも越境ECってどうやって始めればいいのだろう?
・越境ECで注意すべき点って?
とお困りの方も多いかと思います。
越境ECの始め方にはいくつかの方法がありますが、今回は弊社でも力を入れているShopfyでの構築を簡単に紹介していきます。
1.越境ECを始めるにあたって
国内でのECと違い、越境ECは構築する上で注意すべき点が多いので、事前に確認しておくべきポイントを紹介します。
1-1 翻訳対応
越境ECでは必須要件となります。
サイトを訪問した諸外国のお客様へ向けて、言語切り替え、翻訳対応をする必要があります。
Google chromeやfirefox、各ブラウザに自動翻訳機能はありますが、不自然な言語変換されて不信感が募るということも…。
多言語対応をしているECプラットフォームで構築することで、翻訳対応はスムーズに解決できるかもしれません。
1-2 決済方法が異なる
日本と海外では決済方法が異なる場合がほとんどになります。
国内ECサイトやフリマサイト等では当たり前の決済である、代金引換や銀行振込のような決済方法は利用されません。
クレジットカードに関しても、日本で最も使用されているブランドのカードが海外ではあまり浸透していないということもあります。
まずは、販売検討している諸外国の決済方法の実態を確認し、お客様の動向を調査することが必要です。
1-3 配送周りの確認
海外のオンラインサイトで購入経験がある方はご存知かと思いますが、商品や配送設定によっては「国内⇔海外」で配送料金が高額になる可能性があります。
配送料金が高いことで購入を断念する場合もあるのでなるべく安く抑えて、かつスムーズにお客様のもとへ商品を届けたいですよね。
配送業者の選定をすることで送料を安くできる方法もあるので最適な配送方法を構築前に確認することが必要です。
1-4 諸外国への法に対する知識
越境ECで見落としがちなのが諸外国の法律になります。商品を販売する上で、その国の法律を知り、遵守する必要があります。
世界中で、年々プライバシーに関する法律の整備が行われているため、販売を検討している国の法律をしっかりと頭に入れて細心の注意をはらい越境ECを運用しましょう。
以上のポイントを踏まえて続いてShopifyでの越境EC構築について簡単に説明していきます。
2.Shopifyの越境ECに必要な機能、設定
2-1.言語設定変更
ストア、テーマの言語設定は管理画面からワンクリックで行うことが出来ます。
後述するアプリを使用すれば言語変換、自動翻訳を行うことができるのでストアの利便性を向上させるのにカスタマイズをしてもいいかもしれません。
2-2. 通貨変更
ストアの多言語化対応を確認できたら、次は海外のお客様に向けた通貨変換が必要です。
通貨の変換は、アプリを利用すると簡単に行うことができます。
後述するアプリはストアを訪問したお客様の移住地域に合わせて自動変換が可能です。
2-3. 決済方法変更
商品をカートに入れた後のカート画面でも海外対応が必要です。
決済方法は国ごとによって様々なのでShopifyでは「Shopify Payment」という決済サービスを導入しています。
こちらを利用することで「PayPal」「AmazonPay」等の決済手段も手軽に設定することができ、様々な国や地域のお客様が、幅広い方法で商品を購入することができます。
2-4.国際配送
最後に海外への配送対応を行わなければなりません。
配送についても、Shopifyには海外配送対応をしてくれる機能的なアプリがあります。
送り状やインボイス、納品書を簡単に発行してくれて、海外配送料金の比較も出来ます。
3.越境ECで使えるShopifyアプリ
Langify
langify – Translate your shop into multiple languages | Shopify App StoreTranslate your shop into multiple languagesapps.shopify.com
Langifyは、シンプルな多言語対応アプリです。
Shopify公式ブログでも紹介されておりレビューも高いので多言語対応アプリで定番となっています。
自動的にユーザーの優先言語に変換される自動言語検出機能を有し、手動で言語を切り替えることも可能です。
BEST Currency Converter
BEST Currency Converter – Show prices in customers local currency. Make shopping easy. | Shopify App StoreShow prices in customers local currency. Make shopping easy.apps.shopify.com
BEST Currency Converterは、多通貨変換アプリです。
無料プランでは5つまでの通貨を変換設定することができ、有料プランではお客様の居住地域に合わせて自動で通貨変換が可能となります。
Ship&co
Ship&co ‑ 1、2、発行完了!| Shopify アプリストア受注情報を自動同期、複数の国内外運送会社の送り状を発行。apps.shopify.com
Ship&Coは本来だと手間がかかる送り状やインボイス、納品書を簡単に発行することができるアプリです。
佐川、クロネコ、日本郵便等の国内配送から海外配送まで対応していて、出荷する貨物のサイズ・重量などのデータ入力をするだけでDHL 、FedEx、UPS等の海外送料の料金比較することも可能です。
また、弊社でもGDPRに適用された越境EC構築がありましたので下記アプリも紹介します。
EEA内諸国の消費者へ商品を販売する場合は、対象国のプライバシー法に沿ってECサイトを構築する必要があります。
GDPR/CCPA対応のShopifyアプリ「GDPR/CCPA + Cookie Management」の設定方法
こちらの記事では「GDPR/CCPA」「Cookie Management」の対応方法について紹介していますので、ぜひ合わせて読んでみてください。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで、越境ECを始める上でのポイントと、Shopifyで越境ECに必要な機能・設定を簡単にご説明しました。
Shopifyには、海外販売をするにあたり役に立つアプリが豊富にあるので安心して販売を行うことができますね。
今回の記事でShopifyや越境ECに興味・関心が湧いた方はどんな内容でもお気軽にお問い合わせください。