GA4って何?今までのGAと何が違うの?
公開日: 2021.10.08
最終更新日: 2022.06.13
こんにちは!ディレクターのAinaです。
最近サイト立ち上げの準備に伴い、2020年10月にリリースされたGA4(Google Analytics プロパティ4)を設定してみました。今までのユニバーサルアナリティクスと比較すると、全く新しいツールのようになっています。
わたしはGA4を使用したことがなかったので、ユニバーサルアナリティクスとの違いやGA4の特徴などを調べてみました。
GA4と従来のユニバーサルアナリティクスの違いとは
昨今、個人情報保護の問題から、Cookieに依存したデータ活用が難しくなってきました。ユニバーサルアナリティクスでは、「ページビュー」や「セッション」ごとの断片的なデータを収集していたのに対して、GA4では「ユーザーの行動」のデータを収集するようになったようです。
GA4は、Cookie依存を脱却し「機械学習」を活用することでユーザー動向の分析機能を強化しています。
ユニバーサルアナリティクス:断片的なデータ収集
GA4:ユーザーの行動を機械学習を活用した予測
GA4の特徴
①WEBだけでなく、アプリと横断したデータ計測が可能
ユニバーサルアナリティクスでは、WEBとアプリ別々のプロパティで行うため横断した計測ができなかったですが、GA4では「データストリーム」という項目が追加され、WEBとアプリを横断したデータ測定が同じプロパティ内で可能となりました。
②機械学習
GA4では顧客が将来取るであろう行動を機械学習で予測することができるようになりました。
予測できる指標は以下の通りです。
・今後7日間以内に商品を購入する可能性の高いユーザー
・今後7日間以内に利用しなくなる可能性の高いユーザー
・ユーザーの総利益の予測
ただ、これらの予測指標は利用条件を満たさなければ使用できないので、Googleアナリティクスヘルプをご確認ください。
また、この予測指標を活用して「予測オーディエンス」を作成することもできます。
これらのデータを上手く活用ができれば見込みユーザーを取り込むことが出来そうです。
■インサイト
さらに、GA4で私が面白いなと思った項目が「インサイト」という部分です。
日付の横のグラフのようなアイコンをクリックすると、「分析情報」というヘルプのような項目が出てきます。
知りたい項目を選択します。今回は、「ユーザー獲得」の中の「過去30日間のオーガニック検索からのユーザー数は?」という項目をクリックしてみました。
すると上記のように回答してくれます。自ら情報を探しに行かなくてもGAが答えを教えてくれるので、便利だなと感じました。
ちなみに、ページ上部の検索画面から知りたい項目を入力する方法でも回答を与えてくれます。
GA4のデメリット
cookieに依存しない、次世代のGoogle Analyticsですがデメリットも多いです。
デメリット①:Google サーチコンソールとの連携ができない
ユニバーサルアナリティクスでは連携が出来るのに対して、GA4ではまだ連携画面が実装されていません。わざわざサーチコンソールの管理画面を見に行かなければならないのは大きなデメリットであると言えます。
デメリット②:Shopifyとの連携が出来ない
弊社のnoteではShopifyについて多くの記事を上げていますが、そのShopifyとの連携が現在GA4ではできないようです。
ShopifyとGAの連携は簡単で、「オンラインストア」>「各種設定」で「UAから始まるコードを入力するだけで連携完了。
ただ、GA4はUAから始まるコードが発効されていないため連携が出来ないのです。
なので、Shopifyと連携したい場合はしばらくユニバーサルアナリティクスで設定するようにしましょう。
まとめ
GA4はまだ完全に機能が備わっていないため、しばらくは従来のユニバーサルアナリティクスと並行して使用する必要がありそうです。
Googleは将来的にGA4に移行すると発表しているため、まずはGA4のアカウントを作成しデータの収集を始めることは大切になってくるかと思います。
まだまだリリースされて間もないので、随時情報をキャッチアップしてサイト分析に活用していきましょう。