Shopify(EC)構築で値段が高くなるポイント

公開日: 2021.02.10

最終更新日: 2023.02.13

Shopify(EC)構築で値段が高くなるポイント

※2023年2月13日 更新

第3回目の登場です!
カンナート営業担当【小川】です!

※あくまでも個人的な想定金額です。相談される企業様や内容によっては記載の費用感より抑えられたり高くなったりします。
※内容と金額を保証する物ではありません。
※他の記事に引用いただく場合は必ず上記の注意事項も記載ください。

始めに

タイトルではShopifyにおいての話に見えますが、基本的なEC構築にも当てはまる内容なので、Shopifyだけに限らずEC構築において、料金にお悩みの皆さんのお力になれば幸いです。

※初めてのオンラインショップ立ち上げの方、既存自社オンラインショップからの乗り換えを検討されている方、モールには出しているけど自社オンラインショップは初めてという様々なパターンがあるかと思いますが、あくまでも汎用的なお話しになります。
ご自身の環境においてのクリティカルな相談がご要望でしたら弊社へお問い合わせください

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お客様にあわせたオンラインショップを構築いたします。

~~~【冒頭はタイトルに関係ないので本題がすぐほしい方はスクロールしてください】~~~

このアカウントで制作した記事のPV数/流入元を眺めていたところ、「netshop.impress.co.jp(ネットショップ担当者フォーラムさん)」からの流入がやけに多いことに気づいて(note、Googleに次いで3番目!)記事毎の詳細を調べると、なんと私が書いた下記2つの記事のPV数が跳ねてました!

Shopify構築でお客様によく聞かれること【前半】

Shopify構築でお客様によく聞かれること【後半】

で、ネッ担さんのページで検索したところ、まとめ記事にまとめられてました~!

「Clubhouse(クラブハウス)」はECでも活用できるかも。でも規約には要注意【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめネットショップ担当者が読んでおくべき2021年1月25日〜31日のニュースnetshop.impress.co.jp

ありがとうございます!!!

~~~~~~~【以下本題】~~~~~~~

ようやく本題です。
恐らくこの記事を読まれている方は、外部の制作会社へShopify制作の委託を考えていらっしゃるかと思います。
あくまでも当社目線にはなりますが、お客様のからいただくリクエストの中で見積もり金額が高額に上がりやすいポイントをまとめました~~
※結論を除いてスクロールするにつれて費用が高額になります。

結論:運用(人手)でカバーできるところは運用(人手)でカバーしよう

オペレーション業務

よくあるパターンとして、
要望を盛りだくさん→見積もり高い→やめとこう
というJFKバリの鉄板のパターンです(ちなみに私は巨人ファンです)

このパターンは初めて自社のオンラインショップを立ち上げられる方に多いです。
もちろん初期段階でたくさんの要望や完成形を想像することはとても大切ですが、そもそもShopifyの初期状態でも十二分に運用は可能です。

「あったら便利」な機能は腐るほど世の中にあふれていますが、いたずらに初期費用を増やしてコストの割に売れなかったという状況にも陥らないためにも、できるだけ初期費用は抑えて、スケールした段階で追加機能として後付けした方が良いです。

特に初期の自社オンラインショップなんて流入はほぼないので、機能を追加するなら広告費に回してお客さんを呼んだうえで、お客様から直接アンケートを取ったりGoogle Analyticsで「離脱」を見ながら細かい調整をした方が良いです。

制作会社としては、初期開発段階でたくさん要件貰って見積もりが高くなる方が良いですが、基本的に初期費用が高くて成功するのは事業計画として予算がしっかり立っているか、自社オンラインショップがすでにあり、そこからの乗り換えぐらいです。

1:クリエイティブ制作(数万円~)

クリエイティブ制作

初めてのオンラインショップ(EC)の際には、基本的に素材(画像など)が一切ないため、どうしても初期費用として一定のクリエイティブ制作費が掛かってしまいます。(トップ画のスライドショーなど)

商材や商品点数にもよりますが、simpleのテーマなどの画像を必要としないテーマを選ぶのも1つです。

もしくはHPから素材を転用するか、HPの素材が古ければHPにも転用できるものを作りましょう。
後は有料の写真を購入して使用するケースです。

Shopifyでは一部無料で使える画像があるので、それを使う手もありますが、Shopifyユーザー全てが使用できるもののため、トップページなどのサイトの顔となる部分には、あまりオススメできません。

商品点数が少なかったりブランドを前面に押し出す場合は、この制作費をケチっては元も子もないので必要経費として割り切りましょう。

オンラインショップ(EC)立ち上げもクリエイティブ制作もプロであるカンナートにお任せ!

2:商品の写真撮影(数万円~数十万円)

商品写真

内容としては1のクリエイティブ制作費とかぶる部分が多いのですが、初めてのオンラインショップ(EC)の場合、商品画像がないというケースがほとんどです。

本当に費用がない/かけたくない場合は、撮影セット(ボックス)を買って物撮りのみでも十分かと思います。
楽天で「撮影セット」「撮影ボックス」とかで調べれると出てきます。

逆に「ブランディングをしっかりしたい」「単価が高い」「食品」はプロに任せた方が良いです。
上記のパターンは購入までのハードルが高いので、そのハードルをいかに落とすかが勝負となっている中で、写真という視覚に訴えかけられる最大の武器をプロに任せるというは当然ではないでしょうか。

とはいえ、撮影って撮影だけじゃなくて、どういうカットを取るかというのを事前に決めないといけません(これが結構稼働かかるんですよ)
なので、基本的に撮影費+カットディレクション費で結構多めにかかります。
要望のカット内容にもよりますが、思ったより1日で取れるカット数って少ないのでそこも要注意です。
「思ったより高い」ぐらいの感覚は持っておいた方が良いです。

カンナートでは「写真撮影」も「ささげ」も請け負ってます!

3:こだわりの高いページデザイン(数十万円~)

こだわる人

これは完全に個人的な意見なんですが、ぱっと見のデザインってShopifyのテーマで十分だと思うんですよね。

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普通に実装しようと思ったら数十万円かかるような内容も実装しているし、各カラムの配置変えも画像の差し替えもドラック&ドロップで完了。
これ以上にこだわるところあります?笑
強いて言うなら1,2でもあるように画像にどれだけこだわるかですね。

で、どこにこだわりが強くなって費用が掛かるかというと「マイページデザイン」「商品詳細ページ」です。(細かいこと言い出したらキリがないんですが、主に金額が跳ねやすいのは上記2要素です)

逆に言うとマイページと商品詳細ページは結構融通が利きにくいページなので、その2ページのデザインを変えたい場合は費用が変わってくると思った方が良いです。

特に多い相談は「マイページ→ガッツリ別デザイン」「商品詳細ページ→カラバリやサイズの表記方法」です。
「使いやすい」は大事ですが、そもそも自社オンラインショップとしてしっかりマネタイズできるかどうかが重要かと思います。

もちろん!カンナートではマイページのでデザインや商品詳細ページのカスタマイズにも対応しております!(もちろん298,000円では到底無理ですが笑)

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4:外部サービスとの連携(数十万円~要件定義)

外部サービスとの連携

Shopifyアプリとしてリリースされているものであればそこまで費用はかかりませんが、基本的に使いたいサービスがShopifyアプリとしてリリースされていない場合、全て0からの開発(制作ではない)となるので、相応の金額になります。

今使っているサービスがあって、それをShopifyでも使いたい場合はアプリがあるかの確認と、サービス提供会社への問い合わせをお勧めします。
もしもアプリがない場合は、金額とそのサービスがペイできるか計算してみてください。
※該当サービスのアプリがあるかどうかの検索や調査はしておりません。

良い例としてはネクストエンジンなどの外部の在庫連携サービスですね。
ネクストエンジン側からアプリも出ているので開発ではありませんが、ネクストエンジン側への設定、Shopifyへの設定、マスタへの反映、在庫が動いているかのチェックなど、Shopify側とネクストエンジン側からの作業と確認が必要なので相応の費用は掛かります。

カンナートでは外部サービスとのつなぎこみ、設定行っております!

5:自社/外部システムとの連携(要件定義~)

外部システム連携

これはもはや「制作」ではなく完全に「開発」で、ある程度EC事業として規模がある企業さんの話です。
たま~に、初めてのオンラインショップで社内で使ってる〇〇に合わせてほしいという依頼をいただきますが、この域になると要件定義から初めて少なくとも6桁では済まないです。

自社/外部システムとの連携をすでにされている方の規模感なら、このような金額の話をしなくても問題はないかと思いますが、一応書いておきました笑

カンナートでは制作だけでなくシステム開発案件も請け負っております!

お問い合わせ|株式会社カンナート

ECサイトやオウンドメディアの構築、コーポレートサイトまで幅広くご対応いたします。

BtoB受発注システムなど、システム開発力を生かしたDX支援も行っています。

最後に

まぁいろいろ書きましたが、結局、どんな機能やデザインを起こしても、会社としてどれだけEC事業を「育てられるか」に着地すると思います。

お金がなくても愚直に毎日オンラインショップに張り付いていれば売上げは上がると思いますし、手間がないならお金をかけて広告なりコンサル入れるなりして回せます。

ただ自社オンラインショップという箱だけ作ってお客さんが勝手に来てくれるということは絶対にないので、自社オンラインショップを立ち上げたのなら辛抱強く付き合っていきましょう!

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