WEBサイトのユーザビリティとは?|魅力的なサイトにするためのポイントを解説!
公開日: 2024.03.12
最終更新日: 2024.04.08
Webサイト制作時やリニューアルの際によく、「ユーザビリティを高めましょう」といわれます。しかし、実際には何をしたらいいのでしょうか?
漠然と「ユーザーにとって使いやすいサイトにすることが大切」というのは分かっていても、そのために何をすればいいのか分からずお悩みの方のため、今回はWebサイトにおけるユーザビリティの改善ポイントを解説いたします!
目次
1.ユーザビリティとは?なぜ重要なのか?
ユーザビリティの定義
ユーザビリティには国際規格(全世界で汎用的に利用できる基準)というものがあります。
国際規格(ISO 9241-11)におけるユーザビリティの定義は、
「特定の利用状況において、特定のユーザーによって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザーの満足度の度合い」
とされています。
また、定義を細かく見ると
・有効さ:ユーザが指定された目標を達成する上での正確さ、完全性。
・効率:ユーザが目標を達成する際に、正確さと完全性に費やした資源。
・満足度:製品を使用する際の、不快感のなさ、および肯定的な態度。
・利用状況:ユーザ、仕事、装置 (ハードウェア、ソフトウェア、および資材)、ならびに製品が使用される物理的、および社会的環境。
となっています。
Webサイトにおいて「ユーザビリティ」はなぜ重要なのか?
ユーザビリティの内容をWebサイトに置き換えると、例えばECサイトであれば「欲しい商品が見つけやすく、購入までの手続きが容易にできる」といったこと、企業のホームページであれば「事業内容や会社概要などの情報が得やすい、資料請求や問い合わせがしやすい」といったことが言えるでしょう。
購入意欲をもったユーザーがECサイトを訪れた際に、手続きが煩雑だと途中で購入をあきらめてしまうかもしれません。情報へのアクセスがしづらいと、会社やサービスの魅力が伝わらなかったり、誤って情報が伝わってしまったりする可能性もあります。
Webサイトは商品やサービスの販売や会社のPRといった役割を担っていますが、せっかくいい商品やサービスを作っても、いいコンテンツを提供しても、サイトの途中で離脱されてしまっては元も子もありません。
だからこそ、ユーザビリティはWebサイトの良し悪しを決める鍵となっているのです。
2.ユーザビリティ向上のため気を付けるべきポイント
Webサイトのユーザビリティを高める上でぜひ気を付けたいポイントをご紹介します。
ユーザビリティのチェックポイント
①操作のしやすさ・たどり着きやすさ
レイアウト、導線など
②直感的に内容を把握できるか
画像やデザイン、文章など
③ストレスなく閲覧できるか
表示スピード、モバイル対応など
④満足度の高さ
情報の質や量など
Webサイトの更新性
またWebサイトでは、更新者(サイトの担当者)側の使いやすさ=更新のしやすさも重要です。更新に手間のかかるサイトにしてしまうと、更新スピードが落ちたり、修正に時間がかかったりして、タイムリーで正確な情報を届けることが難しくなります。
また、様々な部署の人間がWebサイトに関わる場合や担当者が変わる際に、情報の置き場所や更新ルールがバラバラになったりして、結果的に情報へのアクセスがしづらいサイトになってしまう、ということもあります。
CMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入したり、更新のルールを決めるようにして、だれでも更新作業がしやすいよう環境を整えましょう。
3.ユーザビリティテストの実施
現在のサイトに何が足りないのか、どう修正すべきかを確認するために「ユーザビリティテスト」を実施してみましょう。
ユーザビリティテストとは、サイトやアプリケーションの使いやすさやユーザーエクスペリエンス(UX)を評価するテストです。ユーザーがWebサイトを利用する際の挙動や反応を観察することで、問題点や改善の余地を特定することができます。
ユーザーにWebサイトを利用してもらい、フィードバックや行動パターンを洗い出しましょう。
たとえば、次のような内容に焦点を当ててテストしていきます。
使いやすさ・・・Webサイトがユーザーにとって使いやすいかどうかを評価します。ナビゲーションの直感性や操作のしやすさなどが含まれます。
タスクの遂行・・・ユーザーが「商品を購入する」「情報を検索する」といった行動をとる際に、どれだけスムーズにできるかを評価します。
情報の探索・・・ユーザーが必要な情報を見つけやすいかどうかを評価します。情報の整理やラベリングの適切さが重要となります。
レスポンシブ性・・・異なるデバイスや画面サイズに適応しているかどうかを評価します。モバイルフレンドリーであるかどうかも含まれます。
デザインとレイアウト・・・ユーザーが情報や機能を見つけやすいようにデザインされているかどうかを評価します。視覚的な要素や配色、フォントの使い方などが含まれます。
こうした項目を分析し、良い点や改善点を特定することで、サイトのユーザビリティ向上に繋げることができます。
4.まとめ
Webサイトでは、途中でターゲットが離脱してしまわないように、ユーザーにとって魅力的であることが大切です。そのため、使い勝手を良くしたり、分かりやすい文章やデザインにするなどして、ユーザビリティへの配慮を怠らないようにする必要があります。
そして、ユーザビリティの向上のためには、ユーザビリティテストを実施するなどして現在の課題を浮き彫りにし、改修していくようにしましょう。
また、サイトを更新する側にとっても使い易くして更新性を高めることもユーザーの満足度を上げる鍵となります。
まずは、ユーザー視点で自社のWebサイトを見返してみましょう。
カンナートでは、ユーザビリティを高めるWebページ制作を得意としていますので、ECサイト・LP・サービスサイト・企業ホームページ・オウンドメディアなどのWeb制作や改修をお考えでしたら、ぜひ一度ご相談くださいませ!