自社LPの効果検証を誰でも簡単に!
Googleオプティマイズのご紹介
公開日: 2022.08.02
最終更新日: 2023.02.15
こんにちは。ディレクターのウマです。
本日はLP(ランディングページ)や運用型広告の効果検証に役立つツール「Googleオプティマイズ」についてお話ししようかと思います。
今回はサイトの効果検証を行う手順と、それに役立つツール「Googleオプティマイズ」のご紹介です。次回は実際に導入~テストを実施する方法をお話しする2本立てになります。
- 「イベント特設ページを制作会社に依頼して制作してもらったけど、ちゃんと効果が出ているのかわからない」
- 「いくつかパターンを作って比較したいけど、それぞれ用意するのに時間も費用もかかってなかなか実施できない」
- 「Googleオプティマイズは知っているけど、実際に使ったことがない」
そんな方向けの記事となっています!
LPの効果検証を行う上で必要なこととは?
自社サービスの紹介やイベント時の集客、プロモーションを行う際、商品の注文や問い合わせを促すことを目的で専用のページを制作しサイトに掲載することが多いと思います。
LP(ランディングページ)と呼ばれることが多いこの専用ページについて、「作ったはいいがあまりユーザーの反応が良くない」ということがしばしば起こります。
Webサイトは作って「はいおわり!」ではもちろんなく、運用していく中でユーザーの反応を確認して適時テキスト内容やコンバージョンの導線を変更したりといった改善を重ねていく必要があります。
課題を分析する
改善を行う上で、まずはLPの課題を明らかにする必要があります。
LPのゴールは「集客数を上げる」「コンバージョン率を向上させる」などありますが、今回は「コンバージョン率」に着目していきます。
訪れたユーザーがコンバージョンせずにページを離れてしまっている場合、「なぜそうなったのか、どこに原因があるのか」を分析する必要があります。
分析をするときには、ユーザーがページのどこをどれだけ見ているのかを明らかにする「ヒートマップ」を活用したり、競合他社のLPと自社LPを比べて構成や導線に違いがあるのかを比較することも大事だと思います。
改善施策を考える
分析により自社LPの課題が見えてきたら、「こうしたらもっと良くなるのでは?」と改善策を立てましょう。
ただし、この改善策はあくまで仮説ベースのものです。
「ファーストビューで商材の魅力が伝わりずらいデザインだから、抜本的なデザインの変更をしよう!」という改善策をたてて新しいデザインでページを公開したとしても、これが本当に効果があるかどうかはわからず、結果的に以前のもののほうがよくコンバージョンが下がってしまった。。なんてこともあり得ます。
また、ページを新しくするには時間も費用もかかってしまいますので、コストを抑えつつ効率的に改善していきたいですよね…そんな時に役立つツールが「Googleオプティマイズ」です!
Googleオプティマイズとは
Googleオプティマイズとは、Googleが提供するA/Bテストツールです。
(A/Bテストについてはこの後簡単にご説明します)
同じくGoogleが提供している分析ルーツ「Googleアナリティクス」と連携することで、webサイトの様々なデータを計測し分析することができます。しかも無料で結構使えちゃう優れもの!太っ腹~
Googleオプティマイズはサイトの効果検証をするうえでとても便利であり、なおかつWeb制作の知識がなくても簡単にテストページを作ることができます!具体的にどんな検証ができるか見ていきましょう。
実施できるテストの種類
- A/Bテスト
A/Bテストとは、ページ内一部の要素をいくつか用意し、不規則にユーザー画面に表示することで、どのパターンがユーザーにとって一番刺さるかを検証することができるテストです。
たとえば、コンバージョンに直接つながるお問い合わせボタンの色を変えたり、メインビジュアルの画像を変えたりといった形です。
ポイントとしては、A/Bテストをする際に複数の要素を変えすぎずあくまで一部分を変えて検証することです。様々な要素を変更しすぎると、結局どの変更箇所が直接的な効果を生み出しているのか不明瞭になってしまいます。
- リダイレクトテスト
リダイレクトテストとは、対象のページ全体を比較パターンとしてテストする方法です。
A/Bテストでは、ページ内のボタンや画像など一部要素を変更し比較していましたが、リダイレクトテストは全く別のページ(URL)を比較対象として良し悪しを測定していきます。
- 多変量テスト
多変量テストとは、いくつかの要素の変更を組み合わせたものを1つの比較対象とし、それを複数用意してどれが一番効果的かを検証するテストです。
A/Bテストと少し似ていますが、画像やコンバージョンボタン、説明テキストなどをそれぞれ複数用意して、それぞれの組み合わせを試すものになります。
このように、Googleオプティマイズではサイトの課題に応じて様々なテストをすることができ、改善施策の実行をサポートしてくれます!
計測データの集計は自動で行われますし、比較パターンを複数作って公開していても検索結果や広告スコアに影響を与えない点も大きなメリットといえるでしょう。
まとめ
今回は自社LPを運用する上で見るべきポイントや、改善をお助けするツール「Googleオプティマイズ」のご紹介をざっくりではありますがしてきました。
次回の記事では実際の導入方法からテストの作成方法まで詳しく解説していきます!