【Shopify】ストア移行の時はひょっとすると新規で作るよりも時間かかるかも・中編【移行作業】
公開日: 2021.05.14
最終更新日: 2022.06.07
カンナートnoteにご来訪ありがとうございます!
マルボロです。
Shopifyもついこないだまで黒船扱いでしたが、最近ではECプラットフォームとしてすっかり日本に馴染じんできましたね。
少し前は『ショピファイ』なのか『ショッピファイ』なのか『スポティファイ』なのか読み方すら統一されてなかったくらいなんだけどね。
(『ショッピファイ』です。)
そんなShopifyのBIG Waveにがっつり乗っかったカンナート。
今じゃもう結構な数のストア作ってるんですよ。実は。
我々が制作を通じて培ったノウハウをnoteを通じて公開しますので、フォローしてお知らせ受け取ってくださいね♪
さて今回は、『ストア移行の時はひょっとすると新規で作るよりも時間かかるかも』の中編となります。
【Shopify】ストア移行の時はひょっとすると新規で作るよりも時間かかるかも・前編【移行作業】
一般的なストア移行時に確認しておくべき点をおさらいしておきます。
今回は5~8まで。
1-ドメイン/メールアドレス(必要なら)移行
2-メルマガ配信について
3-各種静的ページの移行
4-カテゴリ情報移行
5-商品情報移行
6-顧客情報移行
7-決済方法の移行
8-配送情報移行
9-注文履歴情報移行
10-各種自動送信メール設定
11-ブログの移行
12-リダイレクト設定
では早速。
5-商品情報移行
手順としてカテゴリ情報移行より商品情報移行が先じゃないの?
と思われた方いらっしゃると思います。
作業手順としてはそうなんですが、商品マスタ作るうえでカテゴリ情報を先に整理することが重要なのです。
前編でもお伝えしましたが、Shopifyだと「親カテゴリ」「子カテゴリ」の2階層しか設定できないので、カテゴリの精査と集約作業が必要。
これを見越して商品マスタ作らないと、「コレクション」作るときの絞り込み(商品抽出)対象カラムを何度もやり直す羽目になります。
カテゴリとの整合性が合わないのが発覚して、後から商品マスタ修正すんの結構骨が折れます!
また、移行元商品マスタがぐちゃぐちゃなケースも割とよくあります。
忙しくてスタッフ不足のお店なんかはそう。
その場合、移行元のマスタをまず整理するところから取り掛かる。
作業前にここの作業区分をどうするか確認しておきましょう。
6-顧客情報移行
顧客データ登録作業は以前に一回記事にしていますので、そちらも併せて参照してください。
顧客情報移行の際のポイントは2つあります。
一つは同じメアドで登録している同一顧客がいないかを確認してください。
同一メールアドレスで複数顧客登録が可能なプラットフォームがあるので注意が必要です。
例えば結婚して苗字が変わって登録しなおそうとして、同じメールアドレスで2回登録しちゃったなど。
Shopifyではメールアドレス重複して登録できないので、上記のようなケースを整理しておきましょう。
そのままインポートすると、エラーで登録されません。
もう一つはパスワード情報などは移行できないので、移行スケジュールが決まり次第、既存顧客にパスワード設定を促すお知らせが必要です。
Shopifyだと「お客様アカウントの招待」という招待メールを送信し、受け取った顧客がパスワード登録するとアカウントが有効になります。
しかし、顧客データインポートは一括で出来ますが、招待メールは管理画面から一件ずつ手作業という、うっかりな仕様。
だからアプリを使ってサクッとやっちゃいましょう。
こういうのとか入れて。
Bulk Account Invite Sender – Ecommerce Plugins for Online Stores – Shopify App StoreEasily bulk-invite your customers to activate their accountsapps.shopify.com
アプリの設定料・利用料も移行費用として計上して見積り作る必要があります。
7-決済方法の移行
決済方法に関しては大抵対応してるので、あまり心配しなくて良いです。
あえて言うならば、
・代引きを利用するかどうか?
・その他のスマホ決済やペイ決済どうするか?
くらいです。
代引きある場合が悩ましくて、Shopifyだと代引き手数料をチェックアウト時に計算してくれません。
そのため、以下のようなアプリを使うしかありません。
Advanced Cash on Delivery – オンラインストア用のEコマースプラグイン – Shopify アプリストアCustomizable Cash On Delivery Shipping Methodsapps.shopify.com
その他のスマホ・コンビニ・ペイ決済を引き継ぐ場合は「KOMOJU」や「GMOペイメント」との別途契約が必要なので、時間に余裕をもって進める事が重要です。
クレジットカードもダイナースを追加しなくちゃいけない場合は同様です。
8-配送情報移行
まず2点確認する必要があって、移行元での送料設定は税込みなのか税別なのかです。
デフォルトの配送情報設定は全て「税込み」設定になります。
移行元での送料設定が税別だった場合、税込みに計算して登録する必要があります。
もう1点が離島の送料設定はどうしていたかです。
Shopifyだと離島料金設定できません。
都道府県別の送料設定は可能ですが、市町村レベルで必要な場合あきらめるか、アプリ入れましょう。
これとか
Shipping Rates by Parcelify – Ecommerce Plugins for Online Stores – Shopify App StoreCharge exactly what you want for shippingapps.shopify.com
※プレミアムプラン以上でないと利用できません。
そして頭が痛い設定が、送料無料商品と有料商品を同時にカートに入れた場合の処理です。
例えばこういうこと。
・異なる送料の商品が複数同時にカートに入ったとき単純加算するか、設定料金の最大値を採用するのか。
・一定額以上の購入で送料無料設定した場合、送料無料対象外の商品が追加された場合どうするのか。
この場合配送プロファイルを工夫して設定するんだけど、想定通り行かなくて狂いそうになるんだよ!
マルボロはこれが苦手なの。
なのでいっそ全部送料無料で設定しちゃいましょう!
うちの新人ディレクターAinaちゃんが、別の記事でこの件触れてます。
配送プロファイルとか色々解説してくれてて分かりやすい。
送料設定の際の参考にしてみてください。
アプリ導入が解決の早道みたいですね!
中編のまとめ
書いててつくづく思ったのですが、やはり新規で作った方が全然楽っすネ!
移行案件はそれなりに経験積んだスタッフじゃないと厳しいっす。
ただエクセルすげえ使いこなせるようになるので、エクセルマスターになれちゃうぜ。
次回後編では移行に関しての総まとめをお届けします。
最後まで読んでくださいまして感謝いたします。
あと「スキ」するの忘れないでね!
マルボロでしたー