未経験の文系がプログラマになるには
公開日: 2018.12.13
はじめまして!新入社員のSDです。
今年9月からシステムチームとして採用していただき、日々プログラマとして修行しながら開発しています!
実は私、カンナートに入るまでWeb業界は全くの未経験でありプログラマとしての経歴も1年ほどしかありません。
というか大学は文系で新卒では営業をやっており、当時はITの経歴・知識はほんとんどありませんでした。
「プログラマになりたいけどなかなかきっかけがつかめない」そんな方は結構多いのではないのでしょうか?
そこで今回は、文系の未経験がどのようにしてカンナートのプログラマになったか?という視点で自己紹介を兼ねつつ書き連ねさせて頂きたいと思います。
新卒で文系営業へ
私は今でこそプログラマとして働いていますが、昔から英語もPCやゲーム同様に好きでした。
かなり迷いましたが、当時高校生だった私は文系の大学に進学しました。
そして就活の時期、特にやりたい事が見つからず目標が不明瞭なままでした。
結果、ろくに下調べもせずとりあえず専門商社の営業として、内定は獲得しました。
入った会社はブラック企業!
当然の結末かもしれませんが、ろくに調べもせずに入社した企業は世間で言う所のブラック企業でした。
たとえばこんな感じ↓
- 毎日終電帰りは当たり前
- 残業時間は記録されない(サービス残業!)
- ミスをすれば怒号が飛び交う
- 自分を含む同期は上司から暴力を振るわれる
もちろん営業としての仕事の楽しさはありましたが、さすがにそんな環境の中で「自分の本当にしたいことは何だろう・・・」と思うようになりました。
そうして昔から興味だけはあったIT業界を真剣に考える様になりました。
会社を辞めて就活するも・・・
そんなわけで新卒入社した企業を退職し、プログラムの基礎を勉強しながら未経験プログラマの仕事を探しました。
ですが、これが全く見つからない・・・。
同じ境遇の方はよくわかると思いますが、転職市場には実務未経験のプログラマ採用はほとんど無いんですよね。
プログラマになる夢は諦めるしかないのか、と絶望しながら就活していました。
どうにかITベンチャーに入社
そんな中で「実務経験不要!君もプログラマになってゲームを作ろう!」と謳うITベンチャーを見つけました。
正直かなりアヤシイと思っていましたがプログラマとしての経験を積めるのであればOK!と思い、面接を進めて内定を獲得しました。
しかし、入社してみると予期せぬ一言を最初に言われました。
「SDさんは実務未経験だからとりあえず英語の仕事で現場入ろうか^^」
その企業は俗に言うSES企業と呼ばれるもので、端的にいえば自社の製品はもっておらず、採用したエンジニアを大企業に派遣しその報酬で利益を上げる会社でした。
確かに、その当時は実務経験でのプログラミングはしたことがなかったので、その英語の仕事をしぶしぶ承諾しました。
その仕事でも充分にやりがいは感じていたのですが、
やはりこちらとしては業務としてプログラミングができると思っていたので、肩透かしを食らった気分になっていました。
しかし徐々にチャンスが・・・!
そうして私は英語の技術員として某PCメーカーに派遣され数か月が経ちました。
しかしこの時期、エンジニアになるための機会が舞い降りてきてくれたのです。
自社ではスタートアップとしてゲームの開発を始めており、なんと運よくそのチームに混ぜてもらえました。
平常の業務が終わった後、19時ごろ自社に戻り23時頃までゲームの開発をするというハードスケジュールになってしまいましたが、
やりがいを感じていたのでそこまで苦にはならなかったです。
そしてなんと派遣先の上司の方にも「会社の余ったサーバーを使って自由に勉強していいよ」との許可までいただき、お言葉に甘えてサーバーの基礎を勉強させてもらえました。
そして最終的には配置転換が行われ、英語の仕事ではなくサーバーに関する質問対応の仕事に就かせていただくことになりました。
2度目の転職、カンナートへ入社
まがりなりにもエンジニアの仕事ができるようになっていましたが、
やはり「自社開発に携われるプログラマになりたい!」という夢は忘れることができず、その会社は退職しました。
そして本気でプログラマを目指すため、軽いゲームを自作してみたり、
友達と一緒にiOSのアプリを作成したりしてとにかく業務でなくても実績を残そうとしていました。
ほどなく後、プログラマ専用転職サービスを利用してカンナートの求人を発見。
選考の上、中途でエンジニアとして採用していただき、現在に至ります。
わからないことだらけで先輩方には迷惑をおかけしていますが、いち早く精進しようと日々モリモリ頑張っています!
未経験がプログラマになるための(個人的)三か条
長々と語ってしまいましたが、これらの体験をもとに転職市場ではなかなか厳しい
「未経験からのプログラマ」になるため意識したポイントを列挙していこうかと思います。
1.とにかく作ること
多くの方が言っていると思いますが、プログラミングは実際に作らないとほとんど身に付きません。
私もいろんな独学書を読みましたが、やはり作ることが一番の上達につながりました。
プログラミング言語を使っていれば究極なんでもいいので、興味のあるものをとにかく作ってみることをおすすめします。
どの言語を選ぶかというのも多くの未経験者が気にする点だと思いますが、どの言語でも共通している部分は多いので、
なにかしらを作っておけばその時身に着けた考え方が違う言語でも必ず役に立ちます。
また、成果物があるのとないのとでは面接の際の印象が180度異なります。
というか、自作できていないのに未経験採用されるのはほぼ不可能だと考えたほうがいいと思います。
2.わからない時の対策を必ず用意する
プログラミング学習していると必ず壁にぶち当たる時が来ます。
特に独学者はそのタイミングで挫折し、あきらめてしまうことが多いと思います。
そうならないために、わからない時に相談できる人を探し、詰まった時には聞ける環境を整えることが重要です。
自分の場合は友人が助けてくれましたが、もし身近にそういった人がいないのであればスクールやWeb上のサービスも多いので、それらを活用したほうがいいです。
とにかくこの「わからない時の対策」が出来ていないと挫折する確率が大幅に高まりますので、何が何でも用意しましょう
3.Gitは絶対やっておくべき
昨今はどんな会社でもバージョン管理をしていると思います。そしてその大半がGitを使っていると思います。
実務未経験でも「Gitを使っています!」となれば、企業に「お、こいつ最低限の事はわかっているな」と、アピールポイントにもなります。
そもそもGitを使えればプライベートでの開発の幅や利便性も大きく広がります。
ちなみに私はゲームを開発していた時にGitを使っていましたが、中途半端に会得した状態だったので、恥ずかしながらカンナートに入社してから改めて勉強しています。
これを読んでいる方はあらかじめGitは前提条件だという意識を持ち、普段から慣れていくことをお勧めします。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
どんな仕事でも未経験から始めるのは大変で、壁にぶつかったりして辛い時期もあると思います。
今回は私個人の感想・意見が多くなりましたが、過去の私と同じ境遇の人々へ少しでもエールを送れたらなと思います。